自意識過剰は本人のせいじゃない

2017年10月22日不登校

こんばんは!
管理人ぺち、ことちひろです。

今日は周囲に怯え、かたくなり自意識過剰と言われ、性格をなんとかしろというような指摘を受けた方、また自分が悪いと思ってしまった方について、「それは違う!」という記事を書きます。

障害の、性格のせいじゃない

幼少時に診断されず大人になった方が病院を受診し、発達障害の診断を受けることがあります。
そんな人々はそもそも何故病院を受診するのか?

困っているからですよね。

「なんとかしてほしい」
「なんでこんなに苦しいの」

そう思うから病院に来るんです。

そしてこういう場合、嫌な思いをしていることが多いです。

何故か、誤解を恐れずに言うならば発達障害の特性そのものでは本来困らないからです。
それを受け入れない、
個人の発達の凸凹に順応していない社会との溝に困るんです。

「1分1秒たりとも時間に遅れるな」
「同時進行は当たり前だ」
「これくらい察しろ」
「言わなくてもわかるだろう」
「朝から晩まで働きなさい」

個人の発達の特性を完全に無視しています。
チームスポーツはそれぞれ得意のポジションがあります。
全てをまんべんなくこなす選手は求められません。

それを考えると、社会がマルチタスクで突出したものがない人間を求めていることは不思議不思議。
チームスポーツなら負け続きのチームですね。

発達障害という特性でこんなに困っている…。
これを正確に言うと、
発達障害という知識のない社会に順応しようとして、こんなに困っている。
なんです。

自意識過剰じゃない、事実だ

では、自意識過剰の話に入ります。
発達障害という知識のない社会、というのはどういうものでしょうか?

みんなと同じことが求められる社会、だと管理人は思っています。
誰かが出来ることはみんな出来なきゃいけない、そんな社会です。

その結果、どうなるか……
みんなと同じにできない、ちょっと失敗しちゃった、
そんなときに、
周囲から「変だ」という指摘を受け、からかわれたり、
いじめを受けたり、
などなど…。
欠点をあげつらわれるようになるんです。

自意識過剰?
そんなことありません。
だって周囲が虎視眈々と自分がボロを出すのを狙って監視してるんです。
そりゃ警戒します。

人に全く関心のないASDの女の子がいました。
ASD優位(特に男性)の方はあまり人間に関心を持たない方が多いです。

彼女は人目を全く気にせず、緊張などとは一切無縁でした。
誰にどう見られるか、といったことに一ミリも関心を向けずそれを家族が問題視するよな子でした。
小学生の時はいじめられていることにも気づかないぐらい。

視野が広くなり、周囲のことも見えるようになった高校生の頃、彼女はまたしてもいじめられました。
部活動の中でのことでした。
同級生だけでなく、後輩まで、部活内は敵しかいませんでした。
そんなとき、いじめの主犯格に言われたことでこんなセリフがあったそうです。

「カメラで撮影されてるみたいな動きしてる、きもーい」

……彼女は人目を気にして動作がぎこちなくなっていたのです。
緊張するようにもなりました。
彼女にとっては、常にパパラッチが欠点を狙って監視しているような状態だったのです。

この話の女の子は管理人の姉です。
自意識過剰とは無縁の女の子が自意識過剰と言われるようになるのです。
自意識過剰は本人の性格が問題なのでしょうか?
いいえ、違います。

環境のせいなんです。
ボロを出すのを待って付け狙う、パパラッチがいるんです。

今はいないのかもしれません。
でも、パパラッチがいたから自意識過剰にならなきゃ生きていけなかったんです。
自意識過剰は障害のせいでも、性格のせいでもありません。
原因は環境です。
クソ野郎(ここではパパラッチのこと)のせいなんです。

挨拶

今日の記事はここまでです。
周囲への不安、怯えを、自意識過剰だと指摘される方、気にしすぎだと言われる方、
決してあなたは悪くありません。
クソ野郎が悪いんです。

現在は周囲に敵がいなくても、
自意識過剰はあなたが、大切なあなたを守るために発揮されたのです。
なにも責めることはありません。
あなたは自然な流れで、大切な自分を守ったのです。
自分を誇りこそすれ、褒めることこそすれ、責めるなんてしないでください。

そんな管理人の思いを記事にしました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました(^人^)

拍手〇回目から管理人の秘密が…!